#100
百の言葉を吐き出しても何にも変わらなかった。
百の愛を囁いている方が良かったのかなあ。
#99
男の子みたいな友情にちょっとだけ憧れる。
そんな自分にある女の子の部分が好き。
#98
ずっと変わらないでいて、と私を抱きしめる君は、
あの頃から随分変わってしまったね。
#97
アベックっていう言葉は死語なんだって。
それじゃあいつか、恋人という言葉も笑い飛ばされるのかな。
恋しい人。こんなにも恋しいのに。
#96
この両腕がなんのためにあるのかなんて分からないけれども、
私はあなたを抱きしめたいと思うんだ。
#95
寂しかったと言えば、なにをしても許されるの?
#94
痛くて苦しいこともあなたの為なら平気。
そんな風に言い切れたらどんなにいいだろう。
#93
子ども扱いされたっていいんだ。
もっと触れてほしい。もっと、もっと。
優しい触れ方を教えて欲しい。
いつか私が大人になった時、
傷ついたあなたを癒すことができるようになりたいから。
その方法をちゃんと知っておきたいから。
#92
優しさは時に厳しいものだってどこかで聞いたことがあるよ。
でもね、私はつい甘いだけの優しさを求めてしまうの。
それが一番残酷なことだって知っているのにね。
#91
なにを見ても溜息ばかりの私たちに、
宇宙語みたいな定理を教える数学の先生。
一生懸命。凄いなって素直に思うけれども。
やっぱり暗号かなにかにしか見えないよ、先生。
#90
雪、降らないかな。
静かな外灯の下で結晶が舞うのを見るのは、
きっと本当に嬉しいことだろうと、
去年までは思いつきもしなかったことを考えている。
大人に、なってきたのかな。
#89
私のことが本当に好きなら〜でしょ、という言葉を、
なんの疑いもなく吐ける女にはなりたくないなあ。
#88
信じ続けられることと、人を疑うこと。
どちらが簡単かって言ったら言うまでもないけれども。
どうせなら難しい方を選んでみたいって思う。
深い意味はないよ。
ただ、弱さをアピールすることに嫌気が差しただけ。
#87
上を向いて歩こうよ、涙が零れないように。
そんな歌があるよね。
でも、上を向いても涙は溢れてしまうよ。
だから私は、例え零れても前を向いていたい。
ダラダラ垂れ流しながらでもいいの。前を向いていたい。
#86
嘘をついてあげたい。
大丈夫だよって、優しい嘘をついてあげたい。
#85
さよならを数えて泣く君を抱きしめて泣く夜。
#84
君が君であることを求めたようには、
私は私であろうなんて思わないんだ。
道端の名もない花が好きだった君は、
ちゃんとその花を見ていたのかなあ。
花はいつか枯れるけど、ちゃんと種を作る。
美しさは刹那的な物だって言うけれども、
本当はちゃんと沢山の積み重ねの上にできてるんだ。
姿を変えたって花なんだと思う。
見える? 永遠が。
#83
いつかみたいに落ち葉を踏んであなたの所へ行きたいけれども、
もうこの道はあなたへとつながってないんだね。
#82
十一月の光は寂しいよ。
枯れ果てた道をこれ以上ないほどくっきりと映すから。
#81
悲しいということを声高に叫ばないで。
慣れてしまうことの方が怖いから。
#80
恋にだらしない女にはなりたくない。
でも、恋に溺れてはみたいと思う。
同じことなのかなあ。
#79
忘れさせて、なんて大昔の昼ドラみたいなセリフ。
まさか自分が言うことになるなんて思わなかった。
#78
ドアを開ける時は左手で。
新しい世界に何があっても後悔しないよう、
利き手は常に空けておきたいから。
#77
輪から外れて一歩後ろへ。駅へと向かうみんなの背中が揺れる。
高い秋の空に向かって歩くみんなは、まるで季節に吸い込まれていくみたい。
>レス
はじめまして。ありがとうございます。
せっかくのお話ですが、私には長い文章は無理です。
ごめんなさい。
#76
私にとっての最善が、あなたにとってもそうとは限らない。
そんなのもう知っていたことなのにね。
#75
ガキであることから逃げたくて、私達はいつも背伸びばかり。
でも、休み時間に騒いでいる男子達を教室の隅っこから盗み見て、
「ほんと、男子って馬鹿だよね〜」って言いながら、
羨ましいなってちょっとだけ思ったりすることもある。
そんな時、男の子達はとても綺麗に輝いて見えるんだ。
あきらさんの17日の更新を見て書きました。
#74
昔はよかった、っていうセリフ。
最近の子はおかしい、っていうセリフ。
私も10年後には口にしてるのかな。
なんだかすごく馬鹿馬鹿しいけど。
#73
また明日っていう言葉を素直に信じられるということが、
とても大きな幸せに感じる。
#72
君の笑顔は時々憎らしい。なんて綺麗に笑うんだろう。
だからちょっと困った顔を見てみたくなるの。
わがままばかりでごめんなさい。
#71
手をつないでください。
#70
着慣れた制服、履きなれた革靴。
靴下はラルフローレン。ちょっと格好いいかなって。
あっちの子のはプレイボーイだ。可愛いな。
誰に見せるわけでもないのにどこかしらにブランド物。
ほんのちょっとの満足感。ほんのちょっとの自意識。
みんなどこかに持っているそんな小さなコダワリを愛しく思う。
#69
いつの間にかちゃんと秋が来ていたみたい。
栗ご飯が食卓に並ぶのを見て気づいたよ。
どうしてこんな時期にテストなんてあるんだろう。
机にかじりついている間に、きっと沢山のことを取りこぼしちゃったよ。
そのことが悲しいのに、そろそろお芋の季節だよね、なんて、
ぼんやり考えてニヤニヤしている私がいる。
bookmarkにアイボリーさんを追加しました。
#68
この季節って憂鬱、と、まるでどこかのお嬢様のような口調で君は言う。
そうだねえ、と笑って見上げる教室からの空はいつのまにかとても高い。
こんな景色を眺められるのは今年と来年だけなんだろうな。
空に見とれている場合じゃないのは分かっているけど、
どうしてかな、今更ポカンと口をあけて、
みんなで綺麗だねなんて言っていたりするんだ。
#67
失恋したんだ、と明るく笑う君には、
祈りのような秋風が似合うのに。
まだ風は吹かない。君はまだ本当に笑えない。
#66
海の青にも空の青にも染まらずして。
悲しからずや、と人は問うけれども、
私にはその孤独さが美しく見えてしまう。
私達は個性個性と耳元で叫ばれ続けた悲しい世代だ。
#65
知らないということがどうしてか恥ずかしくて、
いま思うと本当にどうでもいいことに強がってしまいました。
その時についたこの消えない傷のおかげで、
私は未熟という言葉の意味を知りました。
#64
笑い飛ばせる強さを、という美しい言葉を聞きました。
でも、本当に笑い飛ばせる人は残酷だと思います。
#63
女だからとか、なんだとか。
性別のせいにして逃げることだけはしたくないけれども、
私は今月も血を流して、貧血で立っていることも辛くなる。
#62
自分を騙す為に何かに逃げる人は卑怯だと思うけれども、
それを笑う人の方が許せないなあ。
じゃあ、私はって言うと、何にも言えなくなっちゃうけど。
#61
寂しいから泣いたわけじゃありません。
寂しいと思う自分の弱さが許せなかったから泣いたんです。
#60
当たり前のことを当たり前にできないから、
私たちはいつでも孤独なんだ。
#59
思いが伝わらないと、貴方が声を張り上げるほど、
多分貴方の恋人は心を閉ざしていく。
#58
愛して、なんて言えない。
だから抱きしめてって囁く。
#57
台風が去っていった後の街並みは、
まだどこかに怯えを残しているように沈黙しているよ。
余韻はあんまりにも残酷な晴れ間に打ち消されて、
夏の終わりをそっと私に伝える。
#56
そろそろ新学期。みんなに会える。
秋、冬が来て、春が来る。
17回目の季節は私に何を残すんだろう?
#55
とても綺麗な空。
思い出に変わっていくような群青色。
あの蒼はきっと私に残る。
#54
ああ、夏が終わるなって思う。
燃え尽きようとしている線香花火の匂いが、
いつも私にそれを知らせては、そ知らぬ顔で落ちるよ。
#53
時間の流れという物は残酷だけれども、
悲しくなるくらい優しいこともあるよね。
忘れられるということ。
日本語では水に流すって言ったっけ。
みんな水に流してしまって、明日を一緒に迎えられたらいいのに。
#52
平和を祈る、なんて傲慢かな。
でも私は祈りたいと思う。
平和に慣れてしまって贅沢ばかり言ってごめんなさい。
#51
カルピスが好き。
これが初恋の味って誰が考えたのかな。天才だよね。
私の初恋はいくら思い出しても苦い味しか思い出せないけど。
でも、甘くて少し余韻が残るカルピスが好き。
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